6月2日、本市の防災対策に関する施策の参考にするため、河北新報社及び静岡新聞社が開催した「むすび塾 東日本大震災を忘れない〜被災体験を聞く会」に参加しました。
河北新報社は、東日本大震災の教訓を今後の備えにいかすため、平成26年から地方紙と共催による「むすび塾」を展開しています。共催による「むすび塾」は通算12回目で、今回は「東日本大震災を忘れない〜被災体験を聞く会」をテーマに開催されました。
東日本大震災で被災された3名の語り部の方が津波の恐怖や肉親を失ったつらさ、後悔などの体験談を語られ、南海トラフ地震が想定される中で高い防災意識を持ち続けることの大切さを訴えられました。
また、特別講演では、東北大学大学院の研究員の方が東日本大震災に関連した津波避難シミュレーションを披露され、車での避難が大渋滞を引き起こす様子などを紹介されました。
広島市においても、南海トラフ地震や安芸灘〜伊予灘〜豊後水道の地震等による被害が想定されており、常に防災意識を持ちながら、生活することが大切です。市民の方に対して、そういった意識を植え付けるための啓発を継続的に進めていく必要があります。そうした取組を進めるに当たって、今回の講演会で、日頃からの備えや被災時の対応等について、市民の方から直接話を聞くことができたことは大変意義があったと思います。 |